kyuinn’s diary

読書感想を個人的につづるブログです。

20の巻~『バリュエーションの教科書』

 

投資本強化期間中なので今回も投資本の紹介です。

バリュエーションの教科書

バリュエーションの教科書

 

 

◆なぜこの本を選んだか

前回と同じなので省略します。

 

◆本の感想および今後の実践について

デュポン式が示唆するのは、これらの要素は全体最適のために連動させなければならない、掛け算の積を最大にすることが目的であり、それぞれバラバラに管理してはならない 

 

デュポン式の存在は知っていたが、それぞれが影響しあうため、バラバラにしたところで会社価値の向上にどのように役に立てるのか不明だったところがあるのですが、この説明で腑に落ちました。やはり全体的に管理するということでよいみたいですね。

 

つまり、PERとは(r-g)の逆数

 

言われてみればその通りなのですが、これが今回の最大の発見だったと思います。Rはベータ値から逆算することで、市場でImpliedされているGの値を知れるのは実務的にも大きいですね。

  

◆その他 

後半はPEファンドの実務が紹介されていて、興味深かったのですが今回の読書目的からは外れるので省略したいと思います。全体的に著者の方の聡明さが伝わってくる良い書籍だと思いました。 

作成時間:10分