11の巻~『うまくいくのかマイナス金利 デンマークの経験』
いろんなことのバランスをとるのってなんでこんなに難しいんでしょうか。
基本的になんでも一点集中で攻めたいタイプなので、夢中になることが一個定まると、他についてはとことん後回しにしてしまうんですよね。
今の一番は「英語学習」。狂ったようにやってます。はぁ早く止めたい・・・
・・・ところなんですが、仕事で使うのでそうは問屋が卸さない。とりあえずTOEICのリスニングで満点を取ったら英語は休みながらやるということでゴール設定しています。
英語学習の悪いところは終わりのないところなので、なんとかを覚えたての猿のようにやり続けてしまうのが怖いです。
何事もゴールきめることが大事ですね。仕事然り、ソシャゲのガチャ然り、パ〇ンコ然り。
なので完全に読書とかどうでもよくなってます。
ただたまには日本語書かないとアホになるので頑張って書きます。
本日は少しネタの鮮度が落ちてますが、マイナス金利ということで下記の本(正確には、雑誌の切り抜き)を読んでみました。
うまくいくのかマイナス金利 デンマークの経験 (朝日新聞デジタルSELECT)
- 作者: 朝日新聞
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2016/03/07
- メディア: Kindle版
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うまくいくのかマイナス金利 デンマークの経験 (朝日新聞デジタルSELECT)
著:朝日新聞
◆なぜこの本を選んだか
上司は僕に聞きました。
「マイナス金利ってヨーロッパで先行導入されてるけど、事例に詳しい?」
はい全然詳しくありません。
日本に先駆けてヨーロッパでは2014年よりマイナス金利が導入されていましたが、全く追っかけていませんでした。でも上司に聞かれてしまったからには調べなくてはいけませんね。ここで社畜根性を見せないと僕の存在価値がありません。
ということで愛しの上司に奉仕するべく本書を選ぶことにいたしました。
◆本の感想および今後の実践について
先に僕の立場を明記しておくと、僕は比較的マイナス金利に対して好意的な立場です。むしろ市中銀行が早く個人に対してマイナス金利を転嫁しろとも思ってます。
本書は薄くて僕の目的となる海外事例については少数の記述しかなかったのですが、ほかのシンクタンクのレポート等も合わせるとヨーロッパでは以下のようになっているようです。
・個人の金利はマイナスにした例は見当たらない
・手数料収入を引き上げて金利減少分の手数料を埋める
・結果として個人への影響は限定的
うーんまだ個人の金利をマイナスにした例はないようですね。ただ「金利」といわず銀行口座管理料という目的でお金を定期的に徴収することでも、実質的なマイナス金利にすることができるんですが、それもないんでしょうか・・・ちょっとそんな細かい事例にまで触れている文献はなかったです。
ちなみに僕が個人に対してもマイナス金利を転嫁するのが望ましいと考えている理由は、そうしないと真の意味で消費が活性化しないからです。
銀行だけが矢面になってマイナス金利の負の側面を受け止めているうちは、効果は薄いのではないのではないかなと思ってます。
僕は直接金融推進派(ちなみに証券会社勤務ではないです)なので、マイナス金利が個人に転嫁されることによって、株式市場が盛り上がることにも期待しているのですが、なんで日本人は本当に株とか投資信託とか嫌いなんでしょうね。金庫買ってお金保管するくらいなら投資すればと思ってしまうのですが・・・国民性なのでしょうがないんですかね。
ちなみに僕が以前勤めていた会社はマイナス金利に乗じて、お金を借りまくってそれを株式市場でぶっこんでいるようです。
いやぁ~まさに日銀の思いを体現してますね、いい会社だなぁ~
◆その他
マイナス金利の主目的はインフレ誘導による景気の活性化にあるわけですが、景気の活性化が起きないのは、アベノミクスの第三の矢が全く進まないからだと僕個人は思ってます。やっぱ金融政策だけでは限界があります。早くいろいろ規制緩和してください。
あと覚えたての猿はいつになったら行為に飽きるのか知ってる人がいたら教えてください。切実に所望しております。